はちみつは食品なので、賞味期限が表記してあると思います。
しかし、非加熱の生はちみつは基本的に腐ることはないといわれています。
では、なぜ腐らないのか?なぜ賞味期限が表記されているのか?理由を紹介していこうと思います。
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はちみつの殺菌・抗菌作用ははちみつ自体も守る
はちみつの効果で有名なものに、殺菌・抗菌作用があります。
この、殺菌・抗菌作用のおかげではちみつは腐りません。
なんと、1913年に古代エジプトの遺跡から3300年前のはちみつが見つかり、そのはちみつは腐っていなかったとさらにびっくりするような発見がされました。
はちみつの殺菌・抗菌作用がある理由
ミツバチの酵素が含まれる
水分が少なく糖分が高い
細菌やカビが発生するには、水分が必要です。
なので、風呂場とかにはよくカビが発生します。
はちみつの水分量はたったの20%しかなく、残りの80%は糖分でできています。
なので細菌やカビが繁殖するには水分が少なすぎるし、糖分が繁殖を抑え込みます。
ミツバチの酵素が含まれている
ミツバチが、花の蜜を集めるとき蜜を胃袋に入れて運びます。
そして巣に持ち帰った蜜は、口移しで巣の中にいる仲間に渡していきます。
その時に、ミツバチが体内に持っている酵素がはちみつにも含まれることになり、殺菌効果が高くなります。
この酵素は、グルコースオキシダーゼという酵素で水が加わると過酸化水素が発生します。
過酸化水素は消毒液にも含まれる成分で殺菌効果の高い理由です。
なぜはちみつに賞味期限が表記されているのか?
はちみつの賞味期限は大体2~3年となっているものが多いと思います。
賞味期限は消費期限と違い、美味しく食べられる期限を表記しているものなので表記されている期限を過ぎたからといって傷んでしまうわけではありません。
それに、日本では賞味期限の表記が義務付けられているので缶詰などにも絶対に賞味期限や消費期限が表記されています。
はちみつが腐るときはどんな時か?
はちみつは、非加熱の状態なら殺菌・抗菌作用で腐ることはありません。
しかし、細菌やカビが発生して傷んでしまうことがあります。
パンくずなどが入る
はちみつの中に直接、指を入れる
はちみつが腐る原因は、僕たち人間が食べるときやはちみつを使うときにはちみつの中に、水分や雑菌を入れてしまうことで腐らせる原因を作ってしまいます。
なので、いくらはちみつは腐らないから何回か使って置いといても問題ないと放置しておかないで、せっかく美味しくて健康にもいいはちみつを毎日の生活に取り入れながら消費していってもらえたらうれしいです。