みなさん蜜ろうって知っていますか?
蜜ろうはミツバチが巣を作るためには大切な物質ですが、それを応用することで僕たちの生活にも活用されているので紹介します。
ラップの代わりに蜜ろうラップを使えば何回も使えるし、石油ワックスの代わりに蜜ろうで作られたワックスを使えば環境にも優しいですよ。
Contents
蜜ろうを使うことで環境保全にもつながる
蜜ろうの歴史ははちみつと同様とても古く、古代エジプトのミイラを作るときなどでも蜜ろうが使われていたとが研究で発見されています。
日本でも、中国から伝わり722年ごろから使われてきたといわれています。
そもそも蜜ろうとは?
蜜ろうとは、ミツバチが巣を作るためにミツバチのお腹にある分泌腺から分泌されるロウのことです。
蜜ろうはミツバチ達がその時に集めてくる花粉などにより色が変わり、白っぽいものから茶色のものまでさまざまな色の蜜ろうがあります。
一匹のミツバチが一生のうちに作ることのできる蜜ろうは約0.5グラムしかありません!
① 蜂の巣をお湯で煮とかす。融解温度は約62℃です。
② ガーゼでこす。不要な固形物を取り除く。
③ 不要物を取り除いた液体を冷蔵庫で冷やす。
④ 冷やすと蜜ろうと水が完全に分離します。
⑤ 固まった蜜ろうの水分をキッチンペーパーなど拭き取る。
蜜ろうの用途
ワックス
蜜ろうと植物油を混ぜ合わせることでワックスができます。
木製品や革製品に塗れば撥水・防汚効果があります。市販のニスやペンキなどには劣りますが、素材本来の手触りや調湿機能を保つことができます。
キャンドル
黄色っぽいほんのりハチミツの香りが残った蜜ろうを使用しキャンドルを作ると、キャンドルに火を灯すと、ハチミツのような甘い香りがします。
蜜ろうで作られたキャンドルは、燃焼が安定するため炎の形がとてもきれいです。
蜜ろうろうラップ
サランラップの代わりになるラップです。
布に粒状にしてある蜜ろうを広げアイロンで溶かすだけ!簡単に作れます。
汚れたら水で流すだけできれいになり繰り返し使用でき水分は通さないのに適度な通気性があり野菜や果物を新鮮なまま保存できます。
蜜ろうで環境にやさしく
普段、環境についてや地球について考えることはほとんどないんじゃないかと思います。
僕は、あまり考えて生活していません。
しかし、今回みたいに蜜ろうラップのことを知ったおかげでいるも当たり前のように使っていたラップから蜜ろうラップに変更するだけで小さいことでも環境を守るために役に立てることが分かりました。