今回は、はちみつではなくはちみつを作ってくれるみつばちについてお話しようと思います。
みつばちにはしっかりとした、階級があり役割分担されています。
特に雌の働きバチたちはたくさんの仕事をこなすのに対し、雄バチたちはのんびりしているようです。
Contents
花の蜜を集めてはちみつを作るのは雌のみつばちだけ。
みつばちの家族は女王バチ・働きバチ・雄バチ
みつばちの家族は3つの階層にはっきりと分類されており、役割もはっきりと決められています。
女王バチ
女王バチは1日に約2000個の卵を産みます。側近たちが常に女王バチに食事を与え、女王バチのフェロモンを巣全体に広げることにより、働きバチたちに女王バチの健康状態がいいことを知らせる働きがあります。そして、女王バチはオス・メスを選別して卵を産むことができます。しかし女王バチだからと言って、安泰ではなく、産卵する速度がおちると女王の座を追い出されてしまいます。
働きバチ
働きバチはすべて雌バチで、遺伝的には女王バチと全く変わらないそうです。しかし、幼虫のころに与えられたローヤルゼリーの差で女王バチとは大きさに違いがでます。働きバチは、一生を通じて子育て、掃除、巣作り、エサ集めなど、たくさんの仕事をこなしていきます。また針を持っているのは働きバチだけで、針にかえしが付いているのが特徴です。しかし、働きバチが針を敵に刺すと死んでしまいます。
雄バチ
雄バチは女王バチと交尾するのが役割です。巣の中での仕事は温度調整だけ。気温が低い時は体を震わせて熱を発生させ、気温が高い時は羽をはばたかせ涼しくします。しかし、雄バチは交尾をするためにライバルたちよりも早く女王バチを見つけ、空中で捕まえないといけないのですごい視力と、飛行技術が必要になります。でも交尾に成功し子孫が残せても、そのあとはすぐに死んでしまうので、雄のみつばちも結構はかない一生かもしれません。
みつばちたちのはちみつの作り方
外のみつばちたちが集めてきた、花の蜜を巣の中にいるみつばちたちに口移しで渡していきます。みつばちの体内にある酵素の働きにより花の蜜の糖を分解することで、ブドウ糖と果糖が作られます。
しかし水分があると、保存がきかないのでみつばちたちは羽をはばたかせることで水分を飛ばし、保存がきくように作られたのがはちみつです。
もちろん、花の蜜を取りに行くのも、口移しで受け取るのもすべて雌の働きバチです。
雄バチも子孫を残していくという、大事な使命がありそれを達成すると命を落としていきますが、はちみつ作りには雌の働きバチたちが一生懸命集めてきてくれた花の蜜のおかげでできるのでしっかり感謝してた食べていきたいと思います。