みなさん、
はちみつがミツバチによってどうやって作られているか知っていますか?
ただたんに、ミツバチが花の蜜を集めて固めただけではないんですよ!
栄養満点のはちみつが作られるまでに、ミツバチ達はすごく苦労して作ってくれています。
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一匹のミツバチが作るはちみつはスプーン一杯
働きバチの寿命は4週間ほどです。
その短い命で作られるはちみつの量はスプーン一杯分だけでだそうです。
働きバチの仕事
働きバチは初め、女王バチなどのお世話を2週間ほどして残りの2週間は外へ飛び立ち花の蜜を集めます。
集めた花の蜜は自分たちや仲間のミツバチの保存食になるのでミツバチたちの保存食を人間は分けてもらっているのです。
外で花の蜜を集めるミツバチは、蜜胃という食道の一部の器官でミツバチの体の約40%に当たる花の蜜を蓄えておくことができます。
蜜胃には弁がついていて腸に花の蜜を送り、消化してしまわないようになっておりミツバチの体は花の蜜などを集めるために特化しています!
はちみつができるまで
1・花の蜜をたくさん蓄えたミツバチは、巣に持ち帰りはちみつを作る担当のミツバチに蜜胃の中から花の蜜を口移しで渡します。
この時にミツバチのノドの腺から酵素が分泌されブドウ糖と果糖に分解されます。
2・そして六角形の巣の穴の1つに花の蜜を一旦おいていきます。
次々と花の蜜を持ち帰ってくるミツバチの蜜をもらう作業を繰り返し行います。
そうするとミツバチのノドの腺から出てくる酵素によって花の蜜から蜂蜜へと変化していくのです。
3・しかしまだ水分が多いためすぐにダメになってしまわないようにミツバチ達は、口で蜜を空気に触れるように表面積を広くし羽で仰いで水分を飛ばす作業を三日間も行います。
この水分を飛ばす作業がとても大切で、花の蜜の水分量は50%ほどありますがはちみつの水分はたったの20%しかありません。
これは、ミツバチが水分を飛ばしてくれるおかげではちみつが腐ることなく殺菌・抗菌作用の効果もプラスされます。
働きバチははちみつ作りで一生を終える
1匹のミツバチは一生のうちにティースプーン1杯ほどのハチミツしか作ることが出来ません。
私たちがいつも食べているはちみつはどれだけ大変な思いをしてミツバチが作っているのか分かってもらえたと思います。
そして、ミツバチが花の蜜を集めるだけでははちみつは出来上がらずミツバチが苦労してはちみつを完成させてくれていることも分かってもらえたと思います。
ぜひはちみつを大切に食べてもらいたいと思います!