日本人が食べやすいアカシアはちみつはアカシアの花の蜜ではない?

アカシアはちみつは、「はちみつの女王」といわれています。

たくさん種類のある、はちみつの中でもアカシアはちみつはクセが少ないので人気があります。

しかし、アカシアはちみつはアカシアという植物の蜜ではないんです。

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アカシアではなくニセアカシア

アカシアはちみつの蜜はアカシアという植物からはとれていない

アカシアはちみつは、実はアカシアという植物からはとれていません!

では、なぜアカシアはちみつという名前がつけられているかというと、ニセアカシアという植物の花の蜜から集められたはちみつだから。

日本ではニセアカシアは明治時代に輸入され、アカシアと呼ばれていたことで今でもその名残で混同されてしまっているそうです。

ちなみに、アカシアの花は黄色でニセアカシアの花は白色。形も全然違います。

このニセアカシアの、和名はハリエンジュ

ニセアカシアとはどんな植物なのか

ニセアカシアは、春先から夏の初め頃に花が咲くマメ科の植物。

花の開花時期は短く、1~2週間程度で垂れ下がった枝に藤のように白く小さい花をたくさん咲かせます。

近くを歩くだけで花の甘い香りが届いてきます。

ミツバチにとっては、上質な花の蜜がとれる蜜源植物国産はちみつの約45%がニセアカシアの花から作られたはちみつです。

しかし、ニセアカシアは繁殖力が高く、日本の山に古くから生息しているアカマツやクロマツなどの在来種に悪影響を与えているといわれています。

ミツバチは触覚で花の香りをキャッチ

ミツバチは、植物にとって貴重な花粉媒介者です。

花粉媒介者とは、植物の花粉を運び、受粉する手助けをしてくれます。

なので、植物もミツバチなど花粉を運んでくれる昆虫を引き寄せなければなりません。

花は、香りを出すことで昆虫を引き寄せミツバチは、この匂いを見つける感覚細胞が触覚にあり、感覚細胞の数が170種類あるといわれておりより多くの匂いを検知することができます。

花の香りには様々な化合物が含まれています。なので、ミツバチは花の香りの化合物を嗅ぎ分け蜜がたくさん採れる花を見つけ出します。

暖かく晴れた日は風に乗って香りが遠くまで広がるので、昆虫たちにとってより蜜がとれる花を見つけるチャンスだし、植物にとっても昆虫を引き寄せるチャンスの日なので、ミツバチも晴れた日はより活発に活動します。

アカシアはちみつの特徴

アカシアはちみつの特徴
クセが少ない

すっきりとした甘さ

結晶しにくい

はちみつが結晶化してしまうのは、はちみつの糖分であるブドウ糖と果糖が関係しています。

はちみつの種類によって、ブドウ糖と果糖が含まれる割合が変化します。

果糖の割合が高いほど結晶化しにくい!

アカシアはちみつはブドウ糖に比べ、果糖の割合が他のはちみつよりも高いので結晶化しにくいです。

結晶化の原因は、室温が15℃以下・寒暖差が大きい場所などで保存するとなってしまうのではちみつを保存するときは常温保存してください。

はちみつの種類に迷ったら、まずはアカシアはちみつ

これからはちみつで、健康になりたい!という方は、はちみつにはたくさんの種類があるので迷うと思います。

そんな方は、アカシアはちみつを選んでほしいと思います。

アカシアはちみつは、日本人好みのクセが少なくさっぱりした甘さなのでとても食べやすいし国産はちみつの約45%はアカシアはちみつなので入手もしやすいと思います。

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