日本ミツバチのはちみつは、西洋ミツバチ達が集めてきてくれるはちみつよりも高値で売られています。
日本ミツバチは西洋ミツバチに比べ養蜂も難しくはちみつを作ってくれる量も少ないです。では、日本ミツバチと西洋ミツバチが作ってくれるはちみつにどんな違いがあるのか紹介していきます。
Contents
日本ミツバチのはちみつははちみつ以外の栄養も含まれる
日本ミツバチの特徴
採蜜は年に一回だけ
はちみつの採れる量は西洋ミツバチの5%だけ
日本ミツバチは、古くから日本に生息していた在来種です。しかし、西洋ミツバチに比べ養蜂するのは難しく、巣の中の環境が悪化するとすぐに別の巣を作り移動してしまいます。たとえ上手く養蜂できたとしても、はちみつの撮れる量は少なく、たくさんの日本ミツバチを飼わないといけません。養蜂も難しくはちみつの採れる量も少ないので日本ミツバチのはちみつは高価になってしまいます。
西洋ミツバチの特徴
はちみつをたくさん採ることができる
飼育管理がし易い
西洋ミツバチはヨーロッパやアフリカを原産地とするミツバチです。飼育管理がしやすいように改良されており養蜂がしやすい品種です。はちみつの採れる量も多いため一つの品種の花から蜜を集めてつくる、単花はちみつも西洋ミツバチが作ってくれます。
日本ミツバチの採蜜方法
日本ミツバチのはちみつは、採れる量も少なく養蜂も難しいので高価です。しかし、西洋ミツバチが作ってくれるはちみつよりも、花粉やローヤルゼリーも一緒に含まれるので栄養価はすごく高いです。
巣を丸ごと圧縮機にかけることで、花粉やローヤルゼリーも一緒に含まれるはちみつができます。
西洋ミツバチの巣は、ミツバチが蜜ろうという巣の補強をする成分を分泌してしっかりとした巣を作っていきます。そのため、巣枠ごとに取り出すことができてはちみつを採ることができます。
日本ミツバチのはちみつの特徴
日本ミツバチの特徴は、まず、収穫量がとても少なく、はちみつを熟成させるのに西洋ミツバチのはちみつと比べ2倍の時間がかかります。いろんな花から蜜を集めてくる百花蜜なので、単花蜜に比べフルーティーな香りがします。そして、ローヤルゼリーや花粉・プロポリスなどが西洋ミツバチのはちみつに比べかなり豊富に含まれており、すごく濃厚な味が楽しめます。
日本ミツバチのはちみつの効果
日本ミツバチも西洋ミツバチもどちらのはちみつにも、含まれる栄養はとてもたくさんあります。疲労回復や整腸作用、その他にも安眠効果や殺菌効果などたくさんあります。
しかし、日本ミツバチのはちみつにははちみつの栄養+ローヤルゼリーや花粉・プロポリスの効果も含まれるのでより広範囲の効果が期待できます。
神経伝達系の改善:体調不良の原因にもなる自律神経などの改善をしてくれる
プロポリス
強い抗菌作用があり、その中には抗がん作用もある
花粉
上質な植物性たんぱく質であり、抗アレルギー作用があり花粉症にも効く
このように、はちみつ以外でもミツバチが作ってくれるものにはすごい効果があります。
日本ミツバチが作ってくれるはちみつには、これらが含まれているのでより医薬的な効果が期待できます。
体調不良や手術後の方は日本ミツバチのはちみつがおススメ
西洋ミツバチのはちみつでも十分バランスの取れた栄養が含まれています。なので、あえて高価な日本ミツバチのはちみつを買う必要はないかもしれません。しかし、現在体調不良だったり、何かの病気にかかってしまい手術したばかりという方には、より総合的な栄養価の高い日本ミツバチのはちみつを栄養補給として試してもらえたらと思います。