みなさんマヌカハニーってご存じですか?
はちみつには殺菌・抗菌作用がありますが、マヌカハニーには他のアカシアはちみつや百花蜜といったはちみつよりもより殺菌・抗菌作用が高いことで注目されています。
そんなすごいマヌカハニーですが、今ニュージーランドとオーストラリアでどちらが本家・本元であるのか対立しています。
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対立の理由はマヌカハニーは高値で取引がされている!
まず、対立の理由はマヌカハニーは高値で取引がされることです。
ニュージーランドのはちみつの輸出額はおよそ330億円ほどといわれていて、輸出額は世界1位です。
ちなみに、輸出量は中国が世界1位でニュージーランドの輸出量は中国10分の1ぐらいしかないのに輸出額は世界のトップなのでどれほどマヌカハニーが高値で取引されているかが分かると思います。
マヌカハニーの魅力
マヌカハニーが人気になった理由は、先にも書いた通り他のはちみつに比べ殺菌・抗菌作用が高いことが発見されたためです。
これはニュージーランドの研究チームにより発見され、他のはちみつは一部の細菌を破壊することができるが、マヌカハニーには細菌同士の連携を遮断したり、活動の抑制・消化酵素の破壊といったいろんなパターンで細菌を攻撃することができるため殺菌・抗菌効果が高いことが分かったそうです。
この、マヌカハニーの殺菌・抗菌作用はコロナウイルスにも効果が期待できると研究が進められています。
また、食べるだけでなく切り傷ややけどといった傷口にマヌカハニーを塗ることで治るスピードが早くなることも発見されています。
こちらの記事でマヌカハニーの詳しい効果について書いてあります。
なぜニュージーランドとオーストラリアで対立が?
そもそも、マヌカハニーを世界に広めたのはニュージーランドです。
しかしマヌカハニーがとれる花の蜜は、日本名でギョリュウバイという木から採れるのですが、この木はオーストラリア南部が原産地となっていてオーストラリアでもギョリュウバイの花からたくさんはちみつを採ることができます。
そして、同じ木の花から採れたはちみつなら同じ効果もあるしマヌカハニーとして販売した方が高値で取引されるので、オーストラリアはマヌカハニーと表記して販売しだしました。
ニュージーランドとしては、苦労して世界に広めてきたマヌカハニーをブームに乗っかってきたオーストラリアに対して反感をもつのは仕方ない気がします。
ニュージーランド産とオーストラリア産の違いは?
ニュージーランド産とオーストラリア産のマヌカハニーに違いがあるのかどうかというと同じ花から採られたはちみつなので味はそんなに違いはないかもしれません。
しかし、ニュージーランドで作られたマヌカハニーはしっかり検査がされ、「UMF」のマークがついているものはニュージーランドのはちみつ協会が認定したものなので品質に間違いがありません。
なので、確実に本物のマヌカハニーを購入するならUMFマークがついているものを選んでください。
オーストラリア産はニュージーランドみたいに認定がないし本物かどうか見極める方法がないですがニュージーランド産のマヌカハニーよりも安く購入することはできます。